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質問と回答

Q 大変勉強になりましたが、結局悩む時はCTになりそうです…

A 小さな所見を悩んで「E1」と判定することは珍しくありません。受診者から質問があった際には、説明していただけると助かります。

 

Q 検診で要精検となって紹介し、間隔をあけて何回かCTを撮った上で、陳旧性病変ということで通常検診に戻された場合、「C」判定として良いのでしょうか?

A その年の胸部写真の所見で判定をお願いします。画像上変化があれば「D」または「E」判定としていただければと思います。過去にCTで陳旧性と確認されていても、病変の再燃や近傍の別病変の出現の可能性があります。

 

Q 検診では正面像のみですが、側面像もあればいいのではないですか?

A 肺がん学会の肺がん検診の手引では「背腹一方向撮影を原則とする」とされています。そのため、肺尖部や心臓背側などが読影できるような撮影条件と十分な吸気位での撮影が必要です。福島市検診でも毎回撮影条件をチェックして、先生方にフィードバックするようにしています。

側面像を追加した検診でも発見率に差がなかった報告や側面写真での偽陽性所見が増えるなどの報告があるようです。

 

Q 心臓の後ろに入ってしまう陰影の見落としはないのですか?

A 胸部写真の死角と呼んでいますが、大きな構造と重なって投影される部分が要注意領域です。注意して読影したいと思います。

 

Q 肺検診においてAIの導入はどのくらい進んでいるのでしょうか?

A AI技術の進歩により、検診胸部写真に使えそうなAIも登場しています。人の目と違った基準で拾い上げますので、読影医のダブルチェック+AIという方法で拾い上げを増やす方法が試行されています。

 

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更新日

Created:1999.03.01
Renewal:2003.07.15
Renewal:2014.10.14

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