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2021年度第3回福島市ICLSコースを開催!

2021年度第3回福島市ICLSコースを開催!

開催場所:大原綜合病院5階講堂

コースディレクター:石橋敏幸(大原医療センター院長, 福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)

インストラクター:石井裕也 (大原綜合病院HCU師長),  野地享平(大原綜合病院HCU看護師)

遠藤緒理江(太田西ノ内救急救命センター看護師)

 

新型コロナウイルス感染下の状況でも感染防止対策を充分に行い福島市ICLSコースは開催しております。ICLSコースは日本救急医学会認定の二次救命処置コースで救急医療の現場に直結し、コース終了後に生涯有効な修了証が授与されます。福島市は本コースを全面的にバックアップし、福島市医師会の主催で開催されています。全国でも市医師会主催のICLSコース開催は極めて珍しいことです。福島市臨床研修”NOW”プロジェクトの活動が正式に開始された翌年の平成27年から本コースは開催され、福島市の多くの医療スタッフが受講しています。

今回、令和3年11月23日(火, 祝日)8:30~16:30、大原綜合病院にて福島市臨床研修NOW 3病院の看護師を対象に福島市医師会主催2021年度第3回福島市ICLSコースを開催致しました。今回の受講生は、福島赤十字病院看護師3名、大原綜合病院看護師7名、大原医療センター看護師1名でした。本コースの指導スタッフとして上記インストラクターに加えて、菅藤賢治大原綜合病院総合診療科主任部長、BLSインストラクターの福島赤十字病院看護師1名・大原綜合病院の看護師2名、大原綜合病院研修医2名の皆さんにもご協力をいただきコースが運営されました。受講生数にほぼ匹敵する豊富なスタッフで講習が行われるのもICLSコースの特徴です。

「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」の心停止を実戦に即したチームワークで救急蘇生法をこなせるようになれるのが、ICLSコースの特徴です。医師の行う行為も含まれていますが、看護師さんが法的に施行可能なAEDを使用したコースにアレンジし、救命の10分間を自身が手を下さなくても医師を含めた医療スタッフをリードできる看護師の育成を目指しています。

朝8時30分に始まったコースは夕方終了し、参加者は充実感をもって日本救急医学会認定のICLSコース修了証を受け取り、コースは無事終了しました。今回受講の看護師さんの皆さんにはコロナ感染にも対応できる救急蘇生を明日からの診療に生かし、福島市救急医療の主体者として活躍していただきたいと思います。

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掲載日:令和3年12月2日

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