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福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第15回ケーススタディ・講演会 開催!

令和6年2月10日(土)午後2時から大原綜合病院講堂において、福島市臨床研修“NOW”プロジェクト第15回ケーススタディ・講演会が開催されました。福島赤十字病院・大原綜合病院・わたり病院のNOW3病院と済生会福島総合病院(福島医大たすきがけ研修)の研修医が参加しました。

初めに岡野誠福島市医師会長から 震災後の福島市の医療復興に果たした福島市臨床研修“NOW”プロジェクトの役割と今後の期待を含めた挨拶がありました(写真1)。
第一部では『腹痛の対応ー診断までのプロセス』と題し、内科から済生会福島総合病院副院長 赤塚英信先生に、外科からは福島赤十字病院外科主任部長 遠藤豪一先生にご講演いただき、その後症例検討会を行いました。講演では実臨床に沿った大切な確認事項をお話しいただき、他の指導医にとっても大変勉強になりました。症例検討では、お二人の先生から提示された症例の病態と診断について各グループで討議し発表し合いました(写真2-3)。研修医のレベルはかなり高いものなっており、“NOW”プロジェクトの目指す全国トップクラスの研修レベルになっている印象を感じました。第二部は福島県立医科大学地域救急医療支援講座 小野寺誠教授に 『救急医療現場における高齢者に対する 臨床アプローチ ―福島市の現況も含めてー 』とのテーマで双方向性のケーススタディを行っていただきました(写真4)。福島市の高齢者施設からの救急搬送の実態、高齢者救急医療の特徴と診療フローを研修医とのやり取りでお話しいただき、さらに、DNAR (do not attempt resuscitation)、BSC (Best Supportive Care)、リビング・ウィル(living will)、アドバンス・ケア・プランニング(ACP: advance care planning)等の高齢者救急に関する用語の統一概念について解説いただき、研修医にとっても指導医にとっても今後の医師人生にとって有意義なお話を聞く機会になりました。

最後に、石橋敏幸福島市臨床研修“NOW”プロジェクト代表から3月で修了する2年次研修医へのエールが送られ、各病院2年次研修医代表が2年間の研修と今後の抱負を発表し会を終了しました(写真5)。
今回のケーススタディ・講演会を通して福島市の指導医の皆さんのレベルの高さが感じられました。臨床研修は“教育”とともに“共育”であり、指導医は研修医のために情熱をもって取り組むために自分自身を高め、研修医とともに成長していると思います。福島市臨床研修“NOW”プロジェクトは、これからも福島の将来を担う医師を育成して参ります!





掲載日:令和6年2月21日

2023年度第4回福島市ICLSコースを開催!

開催場所:大原医療センター
コースディレクター:石橋敏幸(福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:渡部朋幸(わたり病院副院長), 石井裕也 (大原綜合病院看護師長),  野地享平(福島医大附属病院看護師)
アシスタントインストラクター:太田悠介・森口剛幸(大原綜合病院看護師), 鈴木彩佳(福島赤十字病院看護師), 小林顕謹(伊達地方消防組合救急救命士)

年の瀬も迫る令和5年12月23日(土)8:15~16:15、大原医療センターで2023年度第4回福島市ICLSコースを開催致しました。今回も福島市全医療機関に開催を案内したところ、大原綜合病院看護師5名・作業療法士1名、福島赤十字病院看護師2名、大原医療センター看護師5名・理学療法士1名の看護師12名とリハビリテーションスタッフ2名が受講しました。さらに、福島消防本部から救急救命士1名と伊達地方消防組合から救急救命士2名、計3名の救急救命士の皆さんが受講され、福島消防本部からは救急課長の佐久間友行さんが率先しての参加でした。また、アシスタントインストラクターに伊達地方消防組合救急救命士の小林顕謹さんが加わり、ICLSコースを通して病院スタッフと救急隊との連携向上に寄与していくものと新たな展開が期待されます。徐々に増加している新型コロナウイルス感染とインフルエンザ流行を踏まえて、N95マスク着用での感染対策を行い、コースが運営されました。

受講生は「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」を実戦に即したチームワークで学び、日本救急医学会認定の修了証明証を手にしました。修了した看護師さん達は明日からの診療に積極的に生かしていきたいと頼もしい感想を話し、救急救命士の皆さんからは搬送した心肺停止の患者さんに対する病院での蘇生治療を学ぶことができ貴重な体験でしたとの感想が聞かれました。本コースが福島市および県北広域医療を担うスタッフの救急蘇生の輪を広めていることを実感しました。


掲載日:令和5年12月26日

福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第14回ケーススタディ・講演会 開催!

令和5年12月16日(土)午後2時から大原綜合病院講堂において、福島市臨床研修“NOW”プロジェクト第14回ケーススタディ・講演会が対面形式で開催され、研修医32名に加えて福島県立医大5年生1名が参加しました。さらに、福島医大研修医で2年目たすきがけ研修を済生会福島総合病院で行っている2年次研修医1名も参加しました。

初めに石橋敏幸福島市臨床研修“NOW”プロジェクト代表から “NOW”プロジェクトの設立からの経過と発展、特に来年から済生会福島総合病院が加わり福島市市中4臨床研修病院体制になることが報告され、2名のフルマッチを達成した済生会福島総合病院の臨床研修プログラム責任者赤塚英信先生から今後の熱い抱負が述べられました。

講演会は大原綜合病院副院長鈴木重雄先生が “食物アレルギー、その対応について”と題するお話をしていただき、小児科領域の講演はNOWケーススタディ・講演会で初めてです。特に、お好み焼きのアレルギーの原因がダニであるとの症例を提示いただき興味ある内容でありました。

ケーススタディでは、虎ノ門病院集中治療科の早川桂先生を講師にお招きし、「教えて!ICU」(羊土社刊)の著者が話す 『Dr.早川のシン・意識障害へのアプローチ』」と題し、提示された各症例の要点に関して質問形式を交えながら研修医・学生6名の各グループが意識障害の鑑別診断を考え診断に至るポイントを学びました。意識障害で集中治療入室者のうち最も多いのは薬物中毒であることや脳出血と脳梗塞の診察上の鑑別点を学んだことも印象的でした。2時間あっという間に楽しく過ぎてしまいました。早川先生にとってもこれだけの研修医に直接お話しする機会はまれで大変感激し、いつでも福島に来ます!と福島にエールを送るひとりになっていただけました。

福島市臨床研修“NOW”プロジェクトの勉強会に全国レベルの講師がまたお一人増えたことは嬉しい限りです。福島市臨床研修“NOW”プロジェクトは、これからも福島の将来を担う医師を育成して参ります!

 

 

掲載日:令和5年12月26日

福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第13回ケーススタディ・講演会 開催!

令和5年10月7日(土)午後2時より大原綜合病院講堂において、福島市臨床研修“NOW”プロジェクト第13回ケーススタディ・講演会が4年ぶりの対面形式で開催され、研修医35名に加えて各臨床研修病院の管理者・指導医が参加しました。

初めに福島市医師会会長 岡野誠先生から“NOW”プロジェクトの設立からの経過と発展についてご挨拶をいただき、大原綜合病院臨床研修管理委員長 佐藤勝彦先生から日本トップレベルの臨床研修を推進する原動力として”NOW”プロジェクトへの期待と研修医への熱いエールが送られた。

福島市臨床研修“NOW”プロジェクト代表 石橋敏幸先生が“症例いろいろ”と題する講演を、第一線の救急症例を現場に沿った実演と研修医と双方向の形で行った。

引き続き行われたケーススタディでは、大阪医科薬科大学地域総合医療科学寄付講座 特任教授 鈴木富雄先生を講師にお招きし、「復刻版 鈴木富雄先生に挑戦!みんなで症例検討!」と題し、提示された70歳台男性症例についてドクターG形式で診断に迫っていきました。研修医5名の各グループが鑑別診断を考える際のコツやきポイントを学び、疑問をそのままにしない大切さについて楽しく教えていただき、大変充実した時間となりなりました。2時間30分があっという間に楽しく過ぎてしまいました。鈴木富雄先生には第1回から年1回ご担当いただいておりますが、“福島の研修医は純朴で素直で確実にレベルアップしています!”との評価を頂きました!

福島市臨床研修“NOW”プロジェクトは、これからも福島の将来を担う医師を育成して参ります!

 

 

掲載日:令和5年10月19日

2023年度第3回福島市ICLSコースを開催!

開催場所:大原医療センター
コースディレクター:石橋敏幸(福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:渡部朋幸(わたり病院副院長), 石井裕也 (大原綜合病院看護師長),  野地享平(福島医大附属病院看護師)
アシスタントインストラクター:太田悠介・土屋千佳・森口剛幸(大原綜合病院看護師)鈴木彩佳・横山郁美(福島赤十字病院看護師)

福島市全医療機関に案内した2023年度第3回福島市ICLSコースを令和5年8月26日(土)8:15~16:00、大原医療センターで開催しました。新型コロナウイルス感染症が5月8日に5類に移行したとは言え、お盆後に急速に患者は増加し第8波に近い勢いのためN95マスク着用での感染対策および冷房・扇風機を駆使し万全の暑さ対策を行い、コースが運営されました。

今回の受講生は大原綜合病院看護師8名、福島赤十字病院看護師2名、わたり病院看護師2名、大原医療センター看護師6名と18名全員看護師でした。暑さにもかかわらず、それ以上の熱心さで「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」を実戦に即したチームワークで学び、日本救急医学会認定の修了証を手にしました。本修了証は看護師のキャリアアップにも繋がります。明日からの診療に積極的に生かしていきたいと頼もしい感想が聞かれ、福島市の医療を担うスタッフへの救急蘇生教育が着実に進んでいます。


掲載日:令和5年8月28日

令和05年度 お盆期間中における医療機関の診療状況

お盆期間中における福島市医師会の医療機関の診療状況を調査いたしました。
都合により急遽変更になる場合がありますので、受診される場合は念のため医療機関にお問い合わせください。

【総括】
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【日別】
令和5年8月09日(水)
令和5年8月10日(木)
令和5年8月11日(金)
令和5年8月12日(土)
令和5年8月13日(日)
令和5年8月14日(月)
令和5年8月15日(火)
令和5年8月16日(水)
令和5年8月17日(木)
令和5年8月18日(金)
令和5年8月19日(土)
その他

<参考>
・一般社団法人福島薬剤師会
令和5年度保険調剤薬局の夏期休暇表

ふくしま医療情報ネット
>救急、夜間・休日に受診できる病院・診療所、助産所、小児科、 当番医などを検索できます。
>>※医療情報ネットとは?(厚生労働省のホームページへ)

掲載日:令和5年8月1日

福島市臨床研修NOW プロジェクト3病院:東京レジナビに出展!

福島市臨床研修NOWプロジェクト 3病院すべてがここ2年連続のフルマッチを成し遂げています!(図1)
今年度の研修医獲得、フルマッチに向けて各病院ともすでにプログラム説明会を開始しています。
福島市臨床研修NOWプロジェクトの活動のひとつが県外からの研修医獲得です。新型コロナウイルス感染症により東京レジナビへの参加がしばらくできませんでしたが、今回6月18日(日)東京ビッグサイトで開催された東京レジナビに4年ぶりに出展しました(図2)。鈴木恭一福島赤十字病院院長(NOWプロジェクト副代表)を中心に各病院の研修医、指導医、事務担当者が参加しました。約40名の全国の医学生がNOW 3病院のブースを訪問し、研修医・指導医の皆さんがNOW 3病院の臨床研修の特徴を熱く語り情報を発信してきました。

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図2

掲載日:令和5年7月6日

2023年度第1回・2回福島市ICLSコースを開催!

開催場所:大原医療センター
コースディレクター:石橋敏幸(大原医療センター院長, 福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:渡部朋幸(わたり病院副院長), 石井裕也 (大原綜合病院看護師長),  野地享平(福島医大病院看護師)
アシスタントインストラクター:森口剛幸(大原綜合病院看護師), 土屋千佳(大原綜合病院看護師)

福島市臨床研修NOW 3病院の1年次研修医を対象に5月13日(土曜日)および21日(日曜日)に2023年度第1, 2回福島市ICLSコースを開催しました。NOW 3病院1年次研修医19名に加えて、臨床研修協力病院の医師4名、公立藤田総合病院1年次研修医5名と伊達地方消防組合消防本部の救命救急士2 名の合計30名が2日に分かれコースに参加しました。新型コロナウイルス感染症5類移行とはいえ感染対策を十分考慮しN95マスク着用でコースが運営され、「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」を実戦に即した内容で8時間のコースが行われました。

目撃のある心肺停止者の1ヵ月生存率と1ヵ月社会復帰率の全国平均は15.2%、10.2%ですが、福島市の場合はそれぞれ7.2%、6.5%と全国平均を下回っています。福島市でまずすべきことは、医療人の一次救命処置、二次救命処置の体得と普及です。今回参加した62歳の外科医は、コース終了後の感想で“今まで40年近く医者をやってきましたが今日のような系統的な二次救命処置を学んだのは初めてです”と感激的に話していました。

研修医の場合、昨年度は新型コロナウイルス感染症第6波、7波、8波の影響で本来7月開催予定が本年2月23日、26日の開催となり“早い時期にこのコースを受講したかった”との率直な感想もあり、本年度の新1年次研修医には早く現場での実践に役立つように今回の開催になりました。コース終了後の感想で、研修医が口々に話していたことは“輪番の救急外来で積極的に対応していきます!”という頼もしいものでした。臨床研修病院の輪番救急でファーストタッチの対応するのはほとんど研修医のため、このコースは救急医療教育にとっても重要であると認識しています。

福島市ICLSコースは年4回開催していますが、研修医教育として2回、そのほかの2回は研修医以外の医療スタッフが対象になっています。尚、本コース参加には正式な一次救命処置コース(BLS)に事前参加することが条件になっています。BLS習得後このコースにご参加いただき、福島市の救急医療のボトムアップに是非貢献をお願いしたいと存じます。

2023年5月13日

2023年5月21日

 

掲載日:令和5年5月26日

2022年度第1, 2回福島市ICLSコースを開催!

開催場所:大原医療センター
コースディレクター:石橋敏幸(大原医療センター院長, 福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:石井裕也 (大原綜合病院看護師長), 野地享平(福島医大病院看護師)
渡部朋幸(わたり病院副院長)遠藤緒理江(済生会宇都宮病院看護師)
アシスタントインストラクター:太田悠介(大原綜合病院看護師)、土屋千佳さん(大原綜合病院看護師)
高橋元気さん(大原医療センターリハビリテーション科)、鈴木安英さん(福島赤十字病院看護師)

新型コロナウイルス感染のため二次救命処置ICLSの開催が昨年7月、11月と2度にわたり延期されましたが、2月23日(木曜日, 祝日)、2月26日(日曜日)に大原医療センターで開催されました(2022年度第1, 2回福島市ICLSコース)。1年1カ月ぶりの福島市医師会主催のICLSコースで、感染対策のためN95マスク、手袋着用でコースが運営されました。。
コース受講生は福島市臨床研修NOW 3病院と公立藤田総合病院の研修医21名(福島赤十字病院8名、大原綜合病院7名、わたり病院3名、藤田総合病院3名)および福島赤十字病院看護師2名の合計23名でした。「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」の心停止を実戦に即したチームワークで救急蘇生法をこなせるようになれるのがICLSコースの目的で、豊富な熟練のスタッフ(今回は上記9名)で講習が行われるのもICLSコースの特徴です。
研修医は救急輪番病院では救急病院で救急搬送患者に対するファーストタッチで対応し福島市の救急医療を支えてくれています。今回臨床研修病院の1年次研修医が新型コロナウイルス感染症のため本コースが開催できず二次救命処置の正式なコースを受けていなかったため、ひとりひとりが真剣に取り組み日々の臨床研修に直結する充実のコースになりました。終了後、もう少し早い時期にこのコースを受けていたかったという感想が多く聞かれ、4月に入職する新研修医には従来通りの時期に大原医療センターで開催する予定です。

 

掲載日:令和5年3月6日

福島市臨床研修”NOW”プロジェクト 第4回Webセミナー配信

福島市臨床研修”NOW”プロジェクトにて、第4回Webセミナーを開催いたしました。

開催日: 令和4年8月28日(日)9:30~
テーマ: 「新型コロナウイルス感染症の最前線を学ぶ」
講 師: 埼玉医科大学医学部 国際医療センター
感染症科・感染制御科 教授 関 雅文 先生

セミナーの動画視聴希望者はこちらからご連絡ください。→ 申込フォーム

申込後、視聴ページとパスワードをメールにてお知らせいたします。

掲載日:令和4年9月22日

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