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2020年度第1回・2回福島市ICLSコースを開催!

2020年度第1回・2回福島市ICLSコースを開催!
開催場所:大原綜合病院5階講堂
コースディレクター:石橋敏幸(大原医療センター院長)
インストラクター:渡部朋幸(わたり病院副院長)坂本信雄(この花内科クリニック院長)石井裕也(大原綜合病院HCU師長)

新型コロナウイルス感染の影響で救急蘇生コースの開催が困難な状況が続いていましたが、人数制限を含め感染防止対策を充分に行い、令和2年8月2日(日)9:00~17:00、8月23日(日)8:30~16:30大原綜合病院にて2020年度第1回、第2回福島市ICLSコースを開催致しました。今回の受講生は福島市臨床研修NOWプロジェクト3病院と公立藤田病院の1年次研修医の皆さんが中心で、救急救命士、放射線技師の方々も参加されました。
福島市内の二次救急医療において、研修医がファーストタッチで二次救急搬送患者の対応にあたっています。研修医にとって一次救命処置に加えて二次救命処置の習得は最低必要事項です。今年は新型コロナウイルス感染の影響でACLSコースがまだ開催されていない状況にあって、二次救命処置コースである日本救急医学会認定の本コースを研修医の皆さんが受講できたことは救急医療の現場に直結するという意味から有意義であったと思います。また、昨年6月から福島・伊達広域救急協定が施行されており、公立藤田総合病院の研修医と伊達消防本部の救急救命士が参加したこともさらなる連携に繋がると思います。
参加者は、福島赤十字病院研修医7名、 大原綜合病院研修医5名、わたり病院研修医3名、公立藤田総合病院研修医6名、伊達消防本部救急救命士1名、大原綜合病院放射線技師1名でした。
さらに、本コースの指導スタッフとして一次救命処置BLSインストラクターである大原綜合病院の研修医2名、看護師3名の皆さんのご協力を得てコースが運営されました。
「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」の心停止のシナリオを一緒に学び、素晴らしいチームワークで救急蘇生法をこなせるようになれるのが、ICLSコースの特徴です。また、医師, 看護師, 救急救命士および市内病院間・救急隊との情報共有できることもICLSコースのいいところでもあります。
両日とも日本救急医学会認定のICLSコース修了証を受け取り、コースは充実感をもって終了しました。この修了証は研修医、救急救命士、放射線技師にとっては大切なキャリアアップにもなります! 福島市、県北の救急蘇生の輪をさらにひろげていきたいと思います。本年度は状況が許せばあと2回の開催を予定しています。意欲ある受講生の参加をお待ちしています!

第1回
写真②

第2回
写真①

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